2011年12月25日日曜日

映画『SOMEWHERE』

ロスト・イン・トランスレーションに続き、ソフィア・コッポラ監督の作品は2つ目。

SOMEWHERE: http://somewhere-movie.jp/index.html



アメリカ映画と比べると退廃的な感性が映像から伝わってくるけれど、ヨーロッパの映画(特にフランスのとか)と比べるとストーリーが分かりやすくて、いい感じ。

それから、天才子役ダコタ・ファニングの妹エル・ファニングの透明感のあるファッション&演技がとても美しいです。

『ブラック・ジャック 創作秘話』

私は、本は読むけれど、マンガというのはほとんど読まない。

というよく言っているのですが、これは嘘で、実は手塚治虫のマンガだけは小学校の時からだいぶ好きで、手塚治虫のマンガコレクションは200冊を越えていて、今でも手塚治虫のシリーズ買いを地味にやっていたりします。

とりわけ好きなのは、(非常にベタなのですが)、「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」、「三つ目が通る」のシリーズで、短編(マンガも短編というのかな?)ではちょっとマイナーかもですが「タイガー・ブックス」も好きです。

ただ、自分の絵ごころのなさから、マンガ家になりたい!とは露ほども思ったことなどなく、マンガ家としての手塚治虫というのを意識したこはなかったのですが、最近はマンガ家というくくりではなく、本当に質の高い作品を生み出すクリエイターの仕事に興味もあり、「ブラック・ジャック 創作秘話」本屋で発見し(『このマンガがすごい! 2012』のオトコ編1位のポップに魅かれ)、読んでみました。

手塚治虫の必死の創作ぶりとニュートラルな思考パターンは、すごい。。。の一言に尽きると言いましょうか、昨今ドキュメントで見ることのできる人であれば宮崎駿監督のような感じ。

天才であることは間違いないし、疑う余地はありませんが、やはりあのマンガのおもしろさは人が命をかけて描いたものなのか、と改めて手塚治虫のマンガに敬意を示したくなるマンガです。


映画『赤ずきん』

2011年に出演映画4本の公開があったというアマンダ・サイフリッド。そのうちの一本の映画、『赤ずきん』をDVDにて観賞。


ラブストーリーの棚に置いてあったけれど、サスペンス!!
グリム童話としても有名な「赤ずきん」のお話をベースに、狼=人狼として、その狼に定期的に生贄をささげながら生きてきた村の村人の中に狼がいると発覚するところから物語が展開していきます。

グリム童話時代のさびれたうら悲しい村に、アマンダ・サイフリッドの透き通るような肌と赤いマントの対比が幻想的で、非常に美しい映像の映画でした。



村人の誰が狼か分からない状態で、赤ずきんちゃんが狼と話せるという理由から魔女としてとらえられたりと、サスペンスとして非常におもしろかったです。

ただ、あまりにも映像が怖かったので、私はその夜人が殺される夢を見てしまいました…。本当に怖かった…!!でも、また見てもいいかも。

2011年12月8日木曜日

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

男に生まれ変わったら絶対に三銃士になりたいと思っているので、公開前から見たかったのに、そろそろ終わるというぎりぎりなって、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を見てきました。



しかも、すでに3Dはタンタンの冒険(これも見たい!)ばかりになっていて、仕方がないの2Dで。

3D前提で豪華なシーン、戦闘シーンが作られており、あー!これは3Dで見たい!!と思うところばかりでした。涙

ところで、中学か高校のときに三銃士のほんの短い劇を書いたのがきっかけで、三銃士マニアとなったわけですが、今回もやはり三銃士の美しい(多分)剣さばきに胸を踊らしておりました。

コンスタンス、そこまで大役じゃないけど、めっちゃかわいかった。
ガブリエル・ワイルドという女優さん。



1993年のディズニー制作のものと比較しても、だいぶ華美に、だいぶ脚色を加えてありました。お金かけてそう。

ちょっと気になったのは、なんだか、キャラクターがそれぞれかなり誇張して描かれており、ディズニーのものではアラミスがいい具合に好きだったのですが、今回の映画ではアトスの方が好みになりました(どうでもいいか)。
バッキンガムとアラミスの見た目かぶってるし…!!

ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるミレディは悪女なのか、アクロバットな女性なのか、ちょっと笑えた。エンドロール見てたら、ミラだけ専属のメイクさんいたみたいだし、彼女のアクロバットシーンが見所だったのかしら。

映画館で見るには、いい映画だと思います。



それと、主題歌はディズニーバージョンの圧勝。
この曲、かっこよすぎる。大好き。




2011年12月1日木曜日

広島旅行記

大切な友人が、厳島神社で結婚式を挙げるというので、広島観光を兼ねて参列させていただきました。

写真は、新郎新婦の後ろ姿と神前式後の雅楽。 久しぶりの一人旅、かなりハードな移動が多かったのですが、ここ数年で最高の旅となりました。

お気に入りのNEXで写真をたくさん撮ったので、広島旅行記をどうぞ。


原爆ドーム


 

広島は川の多い街だなぁ、というのが広島に対する最初の印象。 原爆ドームを見て、原爆投下時に川に人が飛び込んだ話を思い出すなど。


厳島神社




 結婚式の雅楽と鳥居。




 夜の鳥居のライトアップは幻想的。




宮島には鹿がいっぱい。かわいくて、思わず何枚も写真を撮ってしまった。


千畳閣


 

ふらふらと散策の途中にみつけて入ったのが豊国神社の千畳閣。 だだっ広いお堂は、ひんやりとしていて、個人的にはかなり好みの場所でした。


五重塔





紅葉




11月にしては暖かく、紅葉しているところとしていないところがまだまばらな宮島でした。

2011年11月24日木曜日

「キーワードなう」というドメドメな名前のサービスが7カ国語対応

「キーワードなう」とかいかにも、日本国内ではやったTwitterの「なう」(Twitterでももはやあまり使われていない…)を「キーワード」と言う、単純な言葉と組み合わせただけで完成した「キーワードなう」。

それが、なんと7カ国語対応の「Keyword Now」としてバージョンアップしてしまいました!

じゃじゃーん。迫力のスプラッシュ!!
送信者 2011年11月24日-キーワードなう


開発は、Titaniumを試しに使ってみたいという会社のエンジニア(@ikuyamada)の趣味的な感じで、開発工数3日で日の目を見た、ある意味かなりのお手軽アプリなわけですが、iTunesのニュースカテゴリーで最高3位になったり、数カ月にわたり10位以内にランクインしていたりと思いのほか好評をいただいておりました。


その皆様の声援(アプリはダウンロード数が全て!)を受けて、日本語、英語を含む7カ国語に対応させ、全世界のiTunesのApp Storeへ「Keyword Now」を配信を開始するという運びになりました。

対応言語は、以下の通りです。
  • 日本語
  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • ロシア語
  • 中国語(簡体字)

アプリの内容はいたって、シンプル。

Webやテレビで今人気、話題になっているキーワードを独自のアルゴリズムを使って、ランキング表示するんです。さらに、気になるキーワードがあれば、ワンタップで、Google検索、画像検索、動画検索、ニュース検索、Wikipedia表示ができるというものです。

送信者 2011年11月24日-キーワードなう

似たようなランキングのiPhoneアプリはいくつかありましたが、ランキングの精度がよい(ウェブだけじゃなくて、テレビ系もけっこうきちんと反映されています) のと、 気になるキーワードをのアプリ内で簡単に検索できるのがポイントだったんではないかと思います。

ニュースやTwitterを見るとそのキーワードが話題になっている理由が分かるし、Wikipediaを読んでおけばさくっと情報通にもなれるし、アイドル系だったら画像を見れば、あー、この子か!って大体分かる感じになっています。



最初は、PR担当の私自身もどこにでもあるiPhoneアプリェ…と思っていましたが、国内外へのPRをしていくうちになんだか愛着がわいてきたのと、自分自身もよく使うアプリになりつつあるので、今後は海外のユーザーの方にも「Keyword Now」をもっと知ってもらうことを目標に頑張って行きたいと思います。

あ、でも、私もうiPhoneユーザーじゃないから、Android版も欲しいんですけどね…。

iTunes App Store: http://itunes.apple.com/jp/app/id419283733?mt=8
Facebookページ: http://www.facebook.com/keywordnow

2011年11月22日火曜日

2011年のORF - FabLabがおもしろかった

実はSFC卒じゃないんだけど、よくSFCっぽいと言われたり、ゼミ(SFCでは研究会という)がSFCだったりして、なんだかんだ大学三年生ぐらいから毎年行っているORFに今年も行ってきました。

ゼミの先輩がブースを出していたり、なつかしい面々に挨拶できたり、研究内容よりは昔のSFC系の知人に会うのがメインの目的だったのですが、前からちょっと気になっていたFabLabは、やはりちょっとおもしろかったのでご紹介。

送信者 2011年11月22日-ORF

FabLabは、以前このブログでもちらっと触れたパーソナルファブリケーションにも紹介されていたものづくりのオープンなインフラというのでしょうか、を実現するための実際の手段を提供するプロジェクトです。

いまやウェブやアプリケーションは誰でも自由に作れるものという認識が広がりつつありますが、その自由さ、オープンな考え方をものづくりにも応用し、それを実現するのがFabLabということのようです。

紙に印刷をするように、ものが作れてしまう時代ももうそこまで来ているんですね。
まだまだ理解が足りない分野ですが、今後のパーソナルファブリケーションの動きにも注目したいと思います!!

2011年11月12日土曜日

Evernoteにどうしても慣れなくて、使い始めたCatchが割といい

Evernoteって、多機能の割に使いにくくて、頑張って運用してみるけど、それが逆にストレスフルで…という頭の悪い循環になっていたのですが、iPhoneからAndroidに乗り換えるタイミングでメモ帳アプリとして使えて、もちろんPCにも同期できて、というものを探していてみつけたのがこちらのサービス。

https://catch.com/

catch

Evernoteと比べるとずいぶん単機能という印象を受け、メモがどんどん流れてしまうのですが(Twitterの自分のストリームみたいな感じ!)、スマートフォンでメモして、メールやカレンダーに入れたりファイルとして保存するという作業をPCを開くたびにするような使い方をするのであれば、軽いし分かりやすいのでおすすめです。

ちなみに、AndroidとiPhoneの画面の最大の違いのウィジェット機能を使うとノートを参照する、ノートを作成する、音声メモを残す、写真としてメモを残すのこの4つのアクションを一つにまとめたバーみたいなものでできるのでヘビーメモらーには大変重宝するアプリになるかと思います。

2011-11-12_00-46-56

2週間ほど使っているけれど、完全にEvernoteから移行完了ですね。

2011年10月17日月曜日

Book Log: 地下鉄のザジ

人との待ち合わせに早めに行って、駅前の本屋にふらっと入って、その本屋さんだからみつけられるような本を発掘するのが好きで、これもそんな風に何気なく手に取った本の一冊。
著者のレーモン・クノーは「文体練習」というマニアックな本を書いていて、その他に日本語読める小説は『地下鉄のザジ』しかないということは知っていたけれど、まさか本屋でみつけることになるとは思わず。

日本語でも読んでも伝わってくるクノーの表現の独特さと、ストーリーのハチャメチャな展開と、主人公ザジを子ども扱いして読んでいると痛い目を見るような大人の邪心を滑稽に描いた意外性がコミカルでシニカルなフランス、パリの空気を描き出しています。

文学上級者向けの一冊ではないでしょうか。


ヨコハマトリエンナーレ

送信者 2011年10月16日-横浜トリエンナーレ

3年前と6年前にも行ったヨコハマトリエンナーレに今年も行ってきました。

大学一年生のときと四年生のときに行ったので、今回もまたそれから三年かぁ、と思うとなんだか感慨深いです。

三年後にもぜひやって欲しいなぁ。自分のマイルストーンとして根付きつつあるイベントです。

2011年9月18日日曜日

ティラミス

送信者 2011年9月18日

やたら大きいティラミス。
三人で食べても、今日はここまで。

下がスポンジになっているので、重すぎない感じ。

http://www.ccc-c3.jp/


2011年9月15日木曜日

ポテトチップス!

送信者 2011年9月15日
あんなちゃんにもらった、ウズベキスタンのお土産のポテトチップス。 長い!

2011年9月10日土曜日

Book Log: 族長の秋

ラテンアメリカ文学にはまり始めた頃は、そのブームもとっくに過ぎ去った最近のことだったので、需要の多くないラテンアメリカ文学の本はどれも絶版になり、中古本の値段が吊りあがっていたわけですが、集英社様々がラテンアメリカ文学を復刊したおかげで、一般人の私も本を買えるわけだが、そのうちの一つが族長の秋で、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』は楽しく読めたけれど、この本は読み始めてからお話の流れに乗るまでに非常に時間がかかるほどに難しく、ついには読み終えることができないのではないかと、考えている時期もあったほど、文章が難解なのは、ほとんど「。」を打たずに、ひたすら「、」をつないだ文章で書かれていることや、読み手があれ、おかしいなと思うほどに唐突に一文の中で主語が急に切り替わったりする物理的な読みにくさに食えわえて、物語が浮き彫りにしようとしている男の人生の多面性のせいでもあったと思っている。独裁者的な一面を描いていると章では、彼の残酷非道さに驚き、一方で同じ人間が見せるのかと思われるほどに弱く人間的な一面や愛の深さに、むしろその残酷さが実際に行われたものかどうかさえ疑いたくなってしまったりもする。とにもかくにも、このブログの記事がこんなにも段落を変えていないのは、もちろん、ガルシア・マルケスへの尊敬の意を表すためであることだけは間違いない。

2011年9月9日金曜日

Book Log: 猫を抱いて象と泳ぐ

小川洋子さんの本が文庫化され、店頭に大々的に並べられていたので、手に取った。彼女の本は3冊目ぐらい。

今まで読んだ本に比べると長めのお話のだけれど、独特の雰囲気、日本の物語でありながら、どこかヨーロッパの雰囲気を漂わせた色調の中で物語は進行していて、あっという間にのめり込んでしまった。

ゆっくりと漂うに淡々と物語は進んでいくのに、どこかスリリングな物語で、読めば必ず、真剣にチェス盤の前に座りたくなる、そんなお話です。

清らかな心になりたい人におすすめしたいです。


2011年8月23日火曜日

Wikipedia言語別アクセス数ランキング

Wikipedia言語別アクセス数ランキングがあまりないということで、アクセス数をとったデータをもらいました。
自分でブログを書くのは面倒だから書いていいよ~ということだったので、参考までに公開します。

ちなみに、データは2011年8月20日の一日分(24時間)のものです。
日によっては、ランキングの前後もあり得ると思います。

※一番右の列がアクセス数です。
図2

英語、日本語の後は軒並みヨーロッパの主要言語が続いていますね。

中国ではWikipediaが規制の対象になっているようですので、アクセスは台湾や香港からのものがメインだと考えられます。Wikipedia自体は繁体字のものですが。

≪追記≫いくつかご指摘いただきましたので(8月24日
1)中国では、三年前にアクセス規制が解除されているようです。
2)現在は、繁体字と簡体字は統合され、自動で切り替えられる設定になっているようです。
3)アクセス規制のかかっていた時期があったせいや繁体字で統一されている百科事典サービス(百度百科互動百科)にアクセスが分散しているのが、中国のアクセス数の少ない理由かもしれません。

ちなみに、20番目の韓国までくるとトップのキーワードでも一日50アクセス程度ということで、韓国前後からはWikipediaが一般的に普及していは言えない言語圏になってるのだと思います。

また、このランキング以下の34位、39位にはそれぞれエスペラント語、ヴォラピュクの人工言語が入ってきてしまうので、そのアクセス数の少なさがうかがえます。



特にどうということもないデータですが、(数値から見ても)日本人の大好きなWikipediaが世界ではどの程度のアクセスがあるのかが分かるおもしろいランキングではないでしょうか。ご参考までに。


オクトーバーフェスト2011@芝公園

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昨日、急きょ友達と会うこととなり、酒好きの友人らだったので、芝公園でやっているオクトーバーフェストというドイツっぽいビアガーデンイベントに行ってきました。

ビールとウィンナーでドイツ人気どり。
(ドイツ行ったことないから分かんないけど)

そのあとは、懐かしの三田キャンパスまで歩いて、大学生時代さながらの騒ぎっぷりで終電ぎりぎりまではしゃいで月曜日から飛ばしておりました。



2011年8月20日土曜日

『レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ』

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この間熱海の方に旅行に行って来ました。一日目はずいぶんと変な天気で、行く途中も天気の狭間でゆらゆらしていました。

* * *

帰りに、特に帰り道というわけでもないのだけれど、開催前から行く気だけは満々だったポーラ美術館で開催されている『レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ』に寄ることに。

箱根と言えば、彫刻の森美術館なら何度か行ったことがったけれど、ポーラ美術館は初めて。

思っていたよりも採光のよい、現代的な建物でした。

そして、相変わらずフジタの絵は素晴らしい…
色と細い線が好き過ぎる…

今回圧巻だったのは、ポーラ美術館が所蔵を増やしたという連作<小さな職人たち>のシリーズ。
子どもたちが様々な仕事をしている様子が描かれていました。

パリに風情を添えるとフジタの判断したその職業は、まさに小さなパリが現れ出ている感じがして、なんとなく鬱屈とした気分にさえさせてくれました。

でも、将来自分の家を持ったら、タイルにこの絵を焼いて、壁にはめたいとも思ったり。



パティスリーナオキの手提げ袋

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パティスリーナオキの袋がかわいい!




BUILTのカメラケース

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お誕生日、SONYのNEX-C3を買ってもらったので、いろんな写真を撮っていきたいと思う今日この頃。

持ち運び用に、BUILTのSOFTSHELLカメラケースを買いました。
水玉模様だと派手すぎで、黒だと地味すぎなので、折衷案でピンクになりました。

相変わらず、写真の腕はいまいちですが、これからいろいろ撮っていく予定!!

一番は、弟の成長を記録したい。

姉バカか!!



2011年7月6日水曜日

『新世界より』

大学時代の友人が、一年ぐらい前からずっといいと言っていたので、文庫本の発売を機に購入を検討し結局900ページの新書版を購入して、その厚みにたじろいでしまった貴志祐介の「新世界より」を読んでみました。

おもしろい!一週間足らずで読み終えることができましたよ、この厚さなのに。

文章自体は、そこまで洗練されている感じはないのと、人物の設定がちょっと萌系(?)というか、アニメっぽさを想起される感じがありますが、何よりも舞台設定や世界観が読者を引き込み過ぎる。

近未来というよりは、かなり先の未来という設定なのですが、人類が超能力を持つのが当たり前の世界で、テクノロジの発展とは別の方向に発達した日本の村で起きる悲劇のお話。

エンターテイメント小説としてはレベル高いと思うので、ぜひ!


Memolaneをブログに貼ってみた&Lifelogサービスとか。

ブログを久々にまた書き始めようかなぁ、と思っていろいろページの整理とかしていたのですが、その際に気になったのが散在するソーシャル系アプリの扱い。

一つずつリンクを貼るのはださいし、それぞれのボタンを設置するのも面倒だし、と思って以前登録だけはしてあったmemolaneというサービスをブログのページに貼りました。

そのページはこちら: http://ayae84.blogspot.com/p/lifelog.html

memolaneのウェブ版サービスは、こんな感じ↓
memolane

追加できるサービスは、最近のソーシャル系アプリはきちんと網羅されていて、私は文字系だと、TwitterとこのブログのRSSと、位置情報サービスのFoursquare、画像系だとInstagram、それにFacebookを一つのタイムラインに表示できるようになっています。

公開も自分だけど、友達まで、パブリックの3つが選べて、それぞれの人にどう見えているかも確認することができます。

***

ちなみに、memolane以外にも自分のソーシャルサービスを統合してくれるサービスがあって、Web上で使えるものだと、Patchlifeが競合のよう。

patchlife

iPhoneアプリだと、実際には使ってないのですが、Momentoなるサービスがあるようです。

ちなみに、ちょっと毛色が違うものでは、DAYTUMというのもあるようですが、こちらは自分の行動の可視化がメインになっているような印象を受けました。



デザインの好き嫌いも大きく影響してくるサービスなのでカスタマイズできるのとかあるといいなぁ、と思ったりもしました。

2011年6月12日日曜日

Book Log: ハーモニー

今は亡き伊藤計劃氏のSF。
TSUTAYAの本棚でたまたまみかけ、フィリップ・K・ディック賞特別賞受賞の帯の文字にひかれて購入。

ぱらぱらとめくるだけでわかるけれど、その文体にも表れているように精緻に練られた世界観の上に成り立っている“人類”終焉の物語。


今の社会にまん延している息苦しさを思いっきり拡大して描いている分、読んでいると気分が悪くなってくるにも関わらず、その現実味のせいで目をはなすことができなかった。


SF好きな人にはおすすめしたいです。



ところで、今の社会の延長線上にある未来のイメージは、手塚治虫のマンガしかり、村上春樹氏の歌うクジラしかし、この伊藤計劃氏のハーモニーしかり、どれも似ていてちょっと驚く。本当に世界はこんな風になっていってしまうのかな、と。

あと、世界の大きな方向転換の契機として、核爆発/核汚染って多いけれど、これは描きやすいのかしら??と思ったり。


2011年6月9日木曜日

Book Log: 夜は短し歩けよ乙女

関西の方の友達にすすめられて手にした本。
作者のもりみーこと森見登美彦さんも京都大学出身だとか。

買って数ページ読んでしばらく放置してしまったのだけど、森見さんを雑誌のインタビューで見かけて、思っていた人物像をいい意味で裏切られる風貌をしていたのでそれを機にもう一度読み始めてみたら、見事にはまりました。

最初は読みにくいと思ったけれど、なんというか日本語の使い方が流暢なんですね、すごく。
慣れるとまさに京都の大学生!という感じが現れる(?)それっぽい文体が心地よくなってくる感じでした。

あと、ただの京都の大学生活じゃなくて、メルヘンっちくなところもよくて、それがまた京都の大学生っぽい感じで。

好き嫌いはあるかもしれないけど、おすすめです。

2011年6月7日火曜日

Book Log: 世界幻想名作集

怪奇小説の有名どころを抑えたくて手にした本。ヨーロッパを中心とした10の作品が紹介(超短編に関しては、そのまままるっと収録)されています。

不思議な感じの文学が好きな人にはぜひおすすめしたいです。

特におもしろいと思ったのは、ホフマンの「砂男」とポーの「黒猫」。あと、すでに読んだことはあった&ミュージカルも見たけれど「ジキル博士とハイド氏」はやっぱりおもしろかった。



この本を読みながら怪奇小説の何が好きか考えてみたけれど、とりわけ好きなのは人間の精神の極限を描いているところじゃないかと思ったわけです。

「ジキル博士とハイド氏」なんかはわかりやすい例で、確かにジキルは薬を媒介としてハイドになるわけだけど、私たちは人間の中に潜む二面性を知っていて、それが薬のせいというよりは、薬がただ心の中の何かを助長しているだけということを確信していて、その異常さがリアリティを持っているからこそ、心を揺さぶられ、気持ちをかき乱されるのではないか、と。

それぞれのノーカット版に次は挑戦。

2011年5月14日土曜日

ラテンアメリカ文学にはまる

いやー、ブログを1月から更新していないことに今気がつきました。
Twitterでつぶやき過ぎなんですね、きっと。

一応、自分のための記録でもあるので思いだせる範囲で、いくつかレビュー記事などをアップしていきます。
まとめて。
ががっと。



最近のマイブームと言えば、やはりラテンアメリカ文学。

きっかけは、マリオ・バルガス・リョサ氏のノーベル文学賞受賞のニュースと、レオ様の映画『インセプション』のベースになっているお話を書いたのがラテンアメリカの人(ボルヘス)だったからだと思います。忘れたけど。

それから、ちょいちょいラ米作家の短編を読み始めて、かなり相性がよかったので、長目の作品に移ろうと思ったのですが、ラテンアメリカってどんな国が含まれるの?ぐらい知識がなかったので、まずは日本の研究者さんたちがまとめてくれた本からお知恵を拝借。

『南のざわめき』杉山晃
http://amzn.to/lRSAgd
※なぜかAmazonからリンクを作れなかった…

ちょっと前まで、手軽な価格ラ米文学について知るにはこの本しかなかったので、大変重宝しました。
その後、今年の2月になって新書でこんなのが出ました。

ラテンアメリカ十大小説



今買うなら、こちらですね。

10の作品の紹介ですが、10名の作家を網羅+好きな人を読み深めればラ米文学については大手を振って語れます。そもそもマイナーなカテゴリーなので。



問題は、取り上げられている本がどれもこれも日本語で絶版になっていて、Amazonで買おうにも馬鹿高いことです。私も、ほとんど入手できていません…涙

ただ、先日渋谷のBook1stをふらふらしていたら集英社の「ラテンアメリカ文学シリーズが復刊!」的などす黒い(というか赤黒い)チラシをみつけました。少しずつ、名作がプレミアなしの価格で手に入るようになりそうです。ありがたや。



というわけで、最近のマイブームでした。

2011年1月25日火曜日

Exhibition Log: モネとジヴェルニーの画家たち

先週末に、一人でふらりと。モネも印象派も好きなので、幸せな時間でした。
4枚(ぐらいだったと思う)並んだ睡蓮を見るだけでも、十分に価値のある展覧会だったと思います。

特に、個人蔵の濃い青の睡蓮、宣伝ようの材料にも使われているのですね、一番のお気に入りです。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_monet/index.html

他に気に入ったのは緑がうっそうと茂る河岸を描いた作品(これかな?)
http://collection.nmwa.go.jp/P.1965-0004.html



いろんな色を使った作品もいいけれど、ほぼ一色とも言えるような色の中でバリエーションをつけて何かを描いた作品が好きかも知れない。モネの絵では特に。というのが、今回の気付き。

「積みわら」のモチーフは、モネや他の作家が書いたかなりのバリエーションがあったけれど、あまり興味湧かなかったなぁ。
乾いた感じのものより、水を描いた作品がなんとなく潤いますよね。
秋とかに見たら、また違う感想を抱くのかもしれないけれど。

* * *

ジヴェルニーに集まったアーティストたちの絵も多く飾られていたのですが、意外とアメリカ出身の人が多くて、びっくり。

ネットがない時代に自分たちと同じ感性の仲間や先人をどうやってみつけていたのか、不思議でなりません。

この情報が氾濫していると言われる現代においても、自分にとって本当に必要な情報が手に入るわけではないというのに。

2011年1月11日火曜日

『木曜日だった男』

創元推理文庫、木曜日の男、としても知られているようですが。



秘密結社について知りたくて、手に取りました。秘密結社をつくろうと、もくろんだりはしていません。

タイトルの「木曜日」というのは、フランスの「四季の会」(これは実際にあった結社らしい)の組織の構成を参考にして書かれているようです。
四季の会は、月曜から日曜で一つの組を作って、日曜日がその指揮をとる、そして、これが4つ、すなわち27人で1つの月を作る。それが3つ連なると一つの季節になる、という変わった構成の結社だったようです。

この本自体は、無政府主義の思想をベースにしたお話です。
って、そのことを知ってたから思想系のお話かと思いきや、文章は詩的で非常に文学的で、ストーリー自体もスリリングでおもしろいっ!
久しぶりに、あんまり幻想的じゃないお話でのめりこみました。

まぁ、海外の文学好きな人にしかすすめられない本ですが…
エンターテイメント小説では飽き足りなくなった方におすすめしたいです。

2011年1月4日火曜日

『バーレスク』

1月1日の元日から、シェールとクリスティーナ・アギレラが共演するミュージカル映画、バーレスクを見てきました。

burlesque

予告編をどうぞ。





最近、3Dの技術駆使した映画ばっかり見ていたもんだから、最初、映画が始まった瞬間は、そうだ、映画ってこんなぐらいのもんだったんだ、とちょっとがっかりしてしまったけれど、徐々にそういうことは忘れさせてくれる、歌の力を存分に活かした素晴らしい映画だと思います。
シェールやアギレラが、それぞれソロで歌う歌にはすっごい力があるし、彼女たちの声にあわせて、スタイリッシュな曲が多いのかなと思っていたのですが、伝統的なミュージカルっぽさもあってミュージカル好きな私としては、めちゃくちゃ楽しめました。

↓これとか、すごくミュージカルっぽい!!


キャバレーものだと、伝説のダンサーフォッシーが振付したシカゴはだんとつのミュージカルだと思っていて、その迫力のあるダンスにはかなわないけれど、最近見た、NINEよりはミュージカルっぽい楽観性と分かりやすさがあるこちらの作品の方がおすすめ度高いです。
Dream Girlとはストーリ、歌ともに甲乙つけがたいなぁ、と思うのですが、そういう意味ではアーティスト依存な映画とも言えるかもですが。

あと、海外ドラマ愛好者なら、あっ、あの人!あの人!という人に出会えて、おもしろいはず。
テッキーなのより、普通の映画を楽しみたい!という人におすすめです。