2011年1月11日火曜日

『木曜日だった男』

創元推理文庫、木曜日の男、としても知られているようですが。



秘密結社について知りたくて、手に取りました。秘密結社をつくろうと、もくろんだりはしていません。

タイトルの「木曜日」というのは、フランスの「四季の会」(これは実際にあった結社らしい)の組織の構成を参考にして書かれているようです。
四季の会は、月曜から日曜で一つの組を作って、日曜日がその指揮をとる、そして、これが4つ、すなわち27人で1つの月を作る。それが3つ連なると一つの季節になる、という変わった構成の結社だったようです。

この本自体は、無政府主義の思想をベースにしたお話です。
って、そのことを知ってたから思想系のお話かと思いきや、文章は詩的で非常に文学的で、ストーリー自体もスリリングでおもしろいっ!
久しぶりに、あんまり幻想的じゃないお話でのめりこみました。

まぁ、海外の文学好きな人にしかすすめられない本ですが…
エンターテイメント小説では飽き足りなくなった方におすすめしたいです。