2011年10月17日月曜日

Book Log: 地下鉄のザジ

人との待ち合わせに早めに行って、駅前の本屋にふらっと入って、その本屋さんだからみつけられるような本を発掘するのが好きで、これもそんな風に何気なく手に取った本の一冊。
著者のレーモン・クノーは「文体練習」というマニアックな本を書いていて、その他に日本語読める小説は『地下鉄のザジ』しかないということは知っていたけれど、まさか本屋でみつけることになるとは思わず。

日本語でも読んでも伝わってくるクノーの表現の独特さと、ストーリーのハチャメチャな展開と、主人公ザジを子ども扱いして読んでいると痛い目を見るような大人の邪心を滑稽に描いた意外性がコミカルでシニカルなフランス、パリの空気を描き出しています。

文学上級者向けの一冊ではないでしょうか。