表紙の絵のインパクトで存在は知っていたけれど、読んだことのなかった児童文学オトフリート・プロイスラーのクラバート。
全編通して、水車場での生活がメインに描かれていることに驚く。
主人公のクラバートが親方のもとで、仲間と信頼関係を築き、力をつけて成長していく様子に少年から青年への人生が凝縮されている。描かれた3年の間から人の生き死にや人生のよりよき決断とは、など考えさせられる。
小学校高学年向けの課題図書になっていたことがあるようだけれど、大人でも楽しめるファンタジー。むしろ、小学生にこれを推薦することができるのなら、もしかして子どもは私が思っているよりもいろいろなことを理解しうる存在なのかもしれないと考えさせられるなど(子育て悩み中…)。