ベネズエラの青少年育成プログラムのエル・システマをご存知でしょうか。
http://fesnojiv.gob.ve/es/inicio.html
※スペイン語のサイトです
これは、青少年を対象にクラシック音楽を学ぶプログラムを提供することによって、青少年の人材育成を行う国を挙げてのソーシャルプログラムであり、33年前に発足した。
このプログラムを受けた子どもたちの選抜チームがシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラであり、同プログラム卒業生で世界的に有名な指揮者グスターボ・ドゥダメルも輩出している。
先日ドゥダメル率いるSBYOが来日しており、たまたま、公開リハーサルを見に行けることになり練習風景を見ることができたのだが、オーケストラのパワフルなこと!
指揮者のドゥダメルもオーケストラのメンバーも若くて、そして楽しそうに演奏に没頭しているんです。
リハーサルでは、プログラムにはない「君が代」を演奏してくれるなどのサービスもしてくれたり。
何より驚くべきなのは、やはり彼らが国が出資するプログラムによってプロ顔負けの演奏をこなすこと。
おそらく、オーケストラのメンバーは、家の経済状況や住んでいる地区、肌の色に関わらずみな同じプログラムを受ける機会の平等を与えられており、その中で真に勝ち抜いた先鋭達であることがとても希望を感じさせてくれるのです。
例えばベネズエラにスラム街があるかは分からないけれど、貧困地区に住む人も超金持ちの子どもも同じように一緒に演奏しているんです!それってすごいことだと思いませんか?
若者には、みな同じだけの可能性がある、そしてそれを活用する機会は平等なんだよ、とこのプログラムを通して国中の子どもたちが同じように感じることができたら、なんてすばらしいんだろう、と世界の明るい未来を見た気がしました。
こんな本も発売されています。
参考資料
日本・ベネズエラ音楽交流支援委員会『~オーケストラは子供を救う~青少年人材育成システム「エル・システマ」ファクトシート』2008年11月