2010年9月30日木曜日

『砂の本』


アルゼンチンの作家ボルヘスの短編集「砂の本」を読み終えた。



説明的な文章でありながら、その説明されている状況があまりにも特異なので、一気にがっつり読まないといけない、集中力を要する文章。

独特の世界観で「歴史」を題材とした物語が綴られている印象。

歴史そのものだけでなく歴史的をテーマとしているという意味においても、「歴史」がテーマなのだけど、どんな物語もある事象をとりまく叙述である点からみれば歴史的という側面から考えると、記録ということが意識的になされているという方が的確かもしれない。

最近は、エンターテイメント的な要素の強い小説と可も読むようになった私だけど、消費される小説と、文学として心の糧になる文章の違いを圧倒的な重たさで明確にしてくれた気がする。

また、数年後もう一度読み返したくなるはず。

2010年9月24日金曜日

服のリメイクでおしゃれに!(ごんちゃんの展示会に行ってきた



先日、服のリメイクを専門とするアーティストの友人が恵比寿で展示会をやっているというので、見に行ってきました。


幼稚園から高校まで同じところで学んだとは思えない、独自のセンスを持っていて、それを余すところなく発揮している彼女の作品に、おぉっ!と良い刺激をもらうことができました。


デジカメを忘れたので、iPhoneで撮影した写真ですが、展示会の様子をお楽しみください。


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会場の全体像はこんな感じ。複数のアーティストさんがそれぞれの作品を展示しています。


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ごんちゃんの作品は、服飾系の小物や、


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服をリメイクして、また新たな服に生まれ変わったものなど。


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※すいません、ぶれました。


これは、男性もののシャツを女性用の服にリメイクしたもの。


真ん中についているリボン、繊細でとってもかわいいんです。


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スカーフを利用して作られたワンピースも。


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ごんちゃんの作品以外にも、いくつか印象的だったものピックアップ。


カナダ人のアーティストさんが作った切符を使って作られたアクセサリーや、


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※ごめんなさい、これもぶれた…


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様々な布を組み合わせて作られた謎のぬいぐるみ、


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カナダから送られてきた絵など。


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アーティストさんの個性がばらばらなのに、いろいろな色が調和していて、とっても明るい空間を作り出していました。


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ちなみに、ごんちゃんがdorothy vacanceというブランドを始めたのは、もとは、切手をモチーフにしたデザインがきっかけだったそうなのですが、今では服のリメイクをメインにしながら自分のブランドを育てているみたいです。


Web、ブログでは、もっときれいな写真で、ごんちゃんのリメイクした服を見ることができます。


あと、ごんちゃんの持っている世界観も伝わってくるのでぜひ見てみてください。


Web:http://dorothyvacance.com/


ブログ:http://dorothyvacance.blogspot.com/


サイズが合わなくなってしまったり、ちょっと体型に合わなくなってしまった大事な服は、ぜひごんちゃんにリメイクしてもらいたい!と思える素敵な展示でした。





労働者、職人、芸術家

久しぶりに、珍しく、レビュー系じゃない日記を。



今日は気の置けない友人、二人に会った。

一人目は大学の後半に知り合って今でも頻繁に会っている同期の女の子。

もう一人は、大学の前半に知り合ってたまに(でも最近、なんだかんだよく)会っている先輩。

女の子には相談事が会ってあったのだけど、自分の視点と思考パターンが内向きになっていて凝り固まっている感じになっていることを気付かせてもらった。

自分の恵まれた環境を活かしきれてないなぁ、と改めて実感し、もっとアグレッシブになってもいいかなぁと思えた。

先輩とは、最近の尖った人についてなど談義してたわけだけど、どうやら抗うのがとっても難しい“社会”だとか“企業”だとかに順応することについて考察をめぐらした。

人は、自分が思っている以上に自由なんだけど、自分が思っている以上に惰性の生き物なんだね、きっと。

ただ、選択とか意志とか志の問題とかではなく、単純にただその人故の結果でしかないと思うけれど。

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下記の言葉は、特に感動した名言!というわけではないけれど、『人間らしさとはなにか』という分厚い本をぱらぱらめくって、たまたま目に飛び込んできたので、掲載。

今日の締めくくりにちょうどいい。

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手を使って働く者は労働者、手と頭を使って働く者は職人。だが、手と頭と心を使って働く者は芸術家だ。


-ルイス・ナイザー


2010年9月21日火曜日

『(500)日のサマー』

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのにわかファンになったので、『(500)日のサマー』をDVDで鑑賞。

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予告動画はこちら。



様々な場面にちりばめられた音楽とトムの切ない感じがたまらなくきゅんきゅん来ました。

サマーの愛くるしい感じやファッションも結構つぼりました。

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あと、一番好きだったのは、早すぎない、明るすぎない、日常感のあふれる映像のテイストと遊び心。

このシーンとかも、主人公のトムがサマーと一夜を供にした次の日の喜びを表しているんだけど、青い鳥とかまで出てきちゃっうんですけど、恋愛したときの浮かれた気分がひしひしと伝わってきます。



ネタばれすると、トムとサマーは結ばれないのだけど、トムにもサマーもシンプルで、素敵な毎日を送っていくんじゃないかと思える心温まる映画です。

2010年9月16日木曜日

『インセプション』

今さらですが、レオ様(古いっ!)主演のインセプション、見てきました。

映画館で見るにふさわしい、大迫力の映画!

スピード感もあって、もう一度映画館で見たいぐらいです。

もしかしたら、自分の中でAvatarを超えた作品かもしれません。



キャスティングもいいし、何よりストーリというかコンセプトというか基盤思想みたいなのがしっかり考え込まれているから、「インセプション」の世界にどっぷりはまれておもしろかったです。

最後の終わり方は、ありがちな謎を残す系で、ちょっと残念だったけど、それ以外は文句なしに、超大作の名にふさわしい、素晴らしい映画だと思いました。

ストーリー、オリジナルのようですが、Wikipediaによると、ボルヘスの「伝奇集」がベースになっているとか。ちょうど、ボルヘスの「砂の本」を読んでいて、次は「伝奇集」だ!と思っていたところだったので、シンクロに萌えたー!!

それはさておき、今回一番ピンと来たのが、キャスティング。

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特に、左上のジョゼフ・ゴードン=レヴィット(顔半分見えないね・・・)、今回初めて知って、はまりそうです。

というわけで、『(500)日のサマー』のジョゼフ・ゴードン・レヴィットをお楽しみください。まだ見てないので、見るのが楽しみ!

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