2013年12月29日日曜日

One Short Day in the Emerald City! Musical Review: ウィキッド

エメラルドシティに行ってきました!(劇団四季のウィキッドを見てきました。)

Wickedがブロードウェイで上演された頃から歌は聞いたことがあったのですが、生で見るのは初めてでした。

明るい歌で特に好きな歌は、もちろんこれ。



「One short day」が、「こ、こ、は〜」ってなったので、日本語で歌ってみようとしたら、one short dayにここは、と当てるとin the が余ってしまってどんな風に歌われていたのか再現出来ませんでした。音楽的なセンスが皆無な私。。。。

あと、曲としてはこの曲も好きです。



その他、実際に見て気に入ったのはコメディ調のこの曲でした。



ミュージカル自体かなり久しぶりだったので、見ている最中は劇場ってこんなとこだったわーとか、ミュージカル楽しーなーとか、舞台ってこんなに光とかプロジェクションとか使ってたんだぁ〜と、新しい発見をしたりしていました。

観劇後にいろいろ思い出しながら考えていたのは、以下の2つのことについて。

「オズの魔法使い」があらゆる映画、劇作品に派生しているその強力なモチーフの源泉は何なのだろう?ということ。

元の作品もオズシリーズとして子ども向けの本として何十冊にも渡って刊行されているもよう。

今年ディズニーが制作したOz the Great and Powerful(オズ はじまりの戦い)は、オズの大魔法使いを主人公にしたお話だったけれど、グリンダ(良い魔女)がみんなに慕われている割にはなんだか少し抜けているような感じで、単純ないい人と思えなくて、その感じが今回の物語の結末としてのグリンダの生き方としてであれば納得いく感じがツボでした。(ただし、Wickedと照らし合わせるとお話の整合性はタイムライン的にとれないので、別作品として捉えるのが正しいのでしょう。)

一見単純そうに見えて、実は様々な心の葛藤を抱えたキャラクターたち、それにエメラルドシティという圧倒的な夢の世界のインパクトが長い間愛されるオズシリーズの魅力なのだろう、というのが結論です。

エメラルドシティ、一度行ってみたいし。

もうひとつ考えていたのは、上の話とも少し関連するのですが底なしに明るく、幸せそうの象徴の良い魔女として振る舞い続けることを決心したグリンダの人生についてです。

気になったのは、エルファバ(緑の魔女)が最終的に愛する人と結ばれるのとは裏腹にグリンダは友と固い約束をし、自分の魅力を最大限に活かしたアイドル的なエキスパートの道を選ぶことになっているということです。

Wickedは二人の女の子が友情と葛藤の中でそれぞれの人生を選び生きていく、女性の自立の物語と言えるのですが、相思相愛のパートナーを得られなかったグリンダは仕事に生きることになった、と表現することができるのです。

また、エルファバにしても愛する人との生活を手に入れるわけですが、そのお相手たるや昔のシンデレラストーリーのようなイケメン王子ではなく、歩くのもままならないカカシなわけです。愛を誓った人と生き抜いていくという言葉には今回の場合は否が応でも生活感を感じさせるものとなっているのです。

そんなわけで、Wickedに見る女性のあり方の2タイプは、実はとっても現代的で現実的、しかしどちらも強く生きる女性を描いているという印象を受けました。

Wickedで描かれたハッピーエンドの先に、ミュージカルを見た人の中で二人の主人公が、苦悩し成長しながらも生き続ける、良い作品だと言えるのかもしれません。