2019年9月7日土曜日

Movie Review: トールキン 旅のはじまり

ちなみに、トールキンというのはJ・R・R・トールキンのことで、ホビットや指輪物語(ロード・オブ・ザ・リングス)の著者のことです。オックスフォードの教鞭をとってもいた人物です。

まずは、予告編を見てください。これを見ただけで、なぜか泣けてくる人は絶対に映画館に行った方がよいです。




トールキンの作品は、小説、映画とリピートしているもののトールキン自身について知っていることは多くありませんでしたが、きっとトールキンという人が好きに違いないという確信を持って鑑賞に臨みました。

物語は淡々と進んでいき、ストーリーや映像自体に趣向を凝らしているわけではありませんが、豊かな想像力を持つ人々の視点を通して、自然、愛、仲間、戦争、芸術と言った抽象的な言葉の意味を見ている人にファンタジックに投げかけてくる素晴らしい映画でした。

トールキンが多感な少年期に父、次いで母もなくしたことを知り、フロドの親代わりがビルボであったことにも納得…母親が息子たちに物語を語って聞かせるシーンは、序盤なのに涙が止まりませんでした。また、WWⅠの経験者であることが、中つ国の暗黒時代を終わらせるための壮絶な戦いを描く契機となっていることは想像に難くありません。

中つ国の物語は、フィクションの歴史物語であるとともに、トールキンの非常に個人的な物語でもあったということを知りました。もう一度、指輪物語とホビットを読み直したいと思います。

この映画には、芸術の創作への愛と想像する力への賛美が溢れています。

子どもの頃に現実と想像を区別せずに生きていた全ての人に見て欲しい映画です。

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