今更感が半端ないですが、かなり好きな映画になったので感想など書いておきたいと思います。
SFとか割と好きなのに、最近までブレードランナーって2049で話題が再燃するまで見たこと無かったんですが、2049の公開の頃に雑誌などで特集されたりしていて、このままではフィクション好きが廃る、と古い方の作品をまずは自宅で鑑賞後、2049の方も見たところすっかり2049にはまってしまいました。
2049、とにかく映像が美しすぎて、好みすぎて、映画館で見たかった…。
どのシーンも、絵がとても美しいんです。特にウォレス社の社内が好みで無機質なのに水のゆらぎなどが反映された無機質過ぎない、洗練された空間にうっとりでした。雰囲気としてはガタカ(97年の映画。ジュード・ロウがとてもかっこいい。)を思わせるところもあり、SF好きの人なら絶対はまると思います。
レプリカント(人造人間)が魂を持つとか持たないとか、テーマとしてはすでに使い古されている感じがするし、実際に今回の新事実を加味したとしてもぐっと訴えかけてくるテーマとかはないんです。そいうい意味での知的なおもしろさはありませんが、逆に奇をてらわずに前作から続く世界を描くことでフィクションの世界(観)の拡張をしていることがとても素晴らしいなと思いました。自分の構想でないものを違和感なく拡張するのってとても難しいことだと思うんです。虚構が現実の投影であるならば、虚構の世界も現実と同じぐらいの広さを持てるということを新監督は証明してくれていると思います。
監督は、以前レビューした「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ、音楽はダヴィンチコードやインセプションなども手がけるハンス・ジマーって、そりゃ好きに決まってますわ。
(こちらは、昨年10月の雑誌Penの「SF絶対主義。」号の1ページ)
主人公のライアン・ゴズリングについては、映画を見ている間は特に何も感じないのですが、何も感じさせない演技に徹しているとしたら、まさにレプリカント的でなんだかすごいな〜と見終わってから考えていたのですが、その後ララランドを見て、おぉ、やっぱり演技派だった!と改めて感動しました。
ちなみに、前回作品から今回の2049年までの間に起きたことが三つの短編映画としてYouTubeで公開されているのでこちらも併せてどうぞ。
2022:ブラックアウト
2036:ネクサス・ドーン
2048:ノーウェア・トゥ・ラン
仕事で単純作業をするときなどにサントラをよくかけていますが、おすすめは雨の日にこのサントラをかけて歩くことです。ジョギングすればレプリカントを追ったり、追われたりの気分になれること請け合いです!!
